食育で健口作り
健口なお口作りを維持するためにできること
健康なお口を作り維持できるように、
次のことに取り組んでいきましょう。
しっかり噛む
やわらかいものばかり食べているとあまり噛まなくなり、歯と口が衰えやすくなります。
しっかり噛むと、「顎の発育」「むし歯予防」「肥満の予防」につながります。
1口当たり30回は噛むように心がけましょう。
ゆっくり食べる
食べる時間が短いと、しっかり噛む前に食べてしまうことになります。
しっかり噛めるように、十分な時間をかけて食べましょう。
バランスの取れた食事を摂る
バランスの取れた食事の目安は、
主食4:主菜1:副菜2
と言われています。このバランスを意識して食事を取るのがおすすめです。
また、それぞれの役割も知っておきましょう。
・主食(雑穀類):主にエネルギーとなる
・主菜(肉類・魚類):主に身体の組織を作る
・副菜(野菜類):主に身体の調子を整える
寝る直前に食べない
睡眠中は分泌されるだ液の量が減ります。その結果だ液の力が弱まり、むし歯や歯周病になりやすくなります。
寝る直前には歯をしっかり磨き、糖分を含む食べ物や飲み物は口にしないようにしましょう。
食べたら歯を磨く
食べたり糖分を含む飲み物を飲んだ後には歯を磨き、食べかすを取り除いてお口の中の細菌の数を抑えましょう。
年齢に応じた食べ方に導く
乳幼児期・学齢期・思春期・青年期・壮年期・高齢期のそれぞれのライフステージに合わせた食生活が必要です。
特に乳幼児期~学齢期は機能発達期となります。
これまでにあげたやり方を守らず食習慣が乱れていると、むし歯になりやすくなり、顎の成長や身体の成長にも影響します。
基本は「早寝、早起き、朝ご飯、一日3食」を心がけ、食習慣を整えていきましょう。
ダラダラと食べ続けたり飲み続けない
食べ物や飲み物に含まれている糖分は細菌のエサとなり、細菌の活動が活発になります。そのため細菌が出す酸が増えて歯が溶かされますが、だ液の力によって酸は中和され、歯から溶け出した成分も歯に戻って修復します。
ところがダラダラと食べ続けたり甘い飲み物を飲み続けていると、細菌の活動が非常に活発になり、だ液の力では抑えきれなくなります。その結果むし歯や歯周病のリスクが高くなるのです。
予防のためには、時間を決めて食べることが重要です。
予防のため砂糖の摂取量にも注意しましょう
しっかり歯を磨いて食習慣を整えていても、砂糖を大量に摂っているとむし歯になりやすくなります。
1日当たりの砂糖の摂取量は「25g以内」になるように注意しましょう。
また、次の3項目に該当するお菓子は、むし歯になるリスクが高まります。
歯垢や酸を作る力
口の中に入れている時間
口の中への残りやすさ
※表もご覧ください
食品名 | 歯垢や酸を つくる力 | 口の中に 入れている時間 | 口の中への 残りやすさ | |
---|---|---|---|---|
フルーツ 野菜 乳製品 | 低 | 短 | 低 | |
ポテトチップ せんべい えびせん | 低 | 短 | 高中 | |
ケーキ ジャム ゼリー | 高 | 短 | 低 | |
チョコレート かりんとう クッキー | 中 | |||
ウエハース カステラ ビスケット | 高 | |||
キャンディ 氷砂糖 ガム | 高 | 長 | 低 | |
トフィー キャラメル ヌガー | 高 | 中 | 高 |
お菓子を選ぶときには、この3つの項目に該当するかどうかを考えるのがおすすめです。
たとえばキャラメルやトフィー、ヌガーは「歯垢や酸を作る力」「口の中への残りやすさ」が高く、「口の中に入れている時間」は中程度となります。
この3項目に該当するお菓子を食べた後には歯を磨くようにしましょう。
予防にはフッ素も効果的
フッ素は子どもから大人まで、あらゆる年齢の予防に効果があることが知られています。
ご家庭でお口のケアをする時には「フッ素入りの歯磨き粉・フッ素洗口剤」を使い、歯科医院では「フッ素塗布」を受けることで、フッ素の予防効果を最大限に引き出すことができます。
なお、フッ素は一般的な量を使うだけであれば過剰摂取や中毒の心配はありません。
フッ素入りデンタルグッズの選び方で迷ったら、ぜひマーレデンタルクリニックにご相談ください。
健口作りのためには運動も大事です
健康なお口を作り、維持するためにはお口の運動にも注意しましょう。
正常なお口の状態のポイントは4つ
正常なお口は、次の4つを満たした状態です。
唇が自然に閉じている
鼻呼吸をしている
舌が自然に上顎についている
上下の歯が離れている
この4つが1つでもかけていると、お口を開けっぱなしでいる「お口ぽかん」になったり、歯並びの悪化、表情が出しづらいなどのトラブルにつながります。
また、しっかり噛んで食べられないお口になると、バランスよく食事ができにくくなり成長にも影響するのです。
「よく食べてよく噛む」という運動で健康なお口に
お口の運動法としていろいろなものがありますが、一番簡単なのは「よく食べてよく噛むこと」です。
一度にたくさんほおばらず、口を閉じてしっかり噛むように心がけましょう。
硬いものや歯ごたえのあるメニューを取り入れるのもおすすめです。
舌で食材を送り込み、顎の筋肉を使って1口当たり30回は噛みましょう。
なお背筋を伸ばし、足の裏を床につけるようにすると、しっかり噛みやすくなります。
お口の健康を守り顎の成長を促すためにも、お子さんが食べるときの姿勢にも注意しましょう。
食育を通して健口なお口作りを心がけましょう
マーレデンタルクリニックでは、皆様の健康なお口を作り維持できるように、お口のお手入れとともにこの「食育」も重視しています。
ご一緒に食育を心がけながら、お口と身体の健康を守っていきましょう。
食育や予防、健口作りのことでわからないこと、心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
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